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中小企業でも安心!ITセキュリティ対策の始め方
中小企業を経営している皆さん!
ITセキュリティの対策していますか?
- 「うちには関係ないでしょ」
- 「別に秘密なんてないけど・・・」
こんな考えは危険ですよ!
でも安心してください。
この記事を読むと、ITセキュリティ対策の始め方が分かるようになっています。
特に記事の中盤では「今すぐ」できる事をお伝えしています。
ぜひ最後までお付き合いくださいね。
中小企業がITセキュリティ対策をする理由とは?
法律上の規則や罰則が強化されてきているからです。
2022年4月より個人情報保護法が改正されました。
データ漏洩などが発生した場合は「個人情報保護委員会への報告」と「本人への通知」が義務化されています。
3〜5日以内のすみやかな報告が必要です。
もし報告を行わずに誤魔化したりしてしまうと大きなリスクがあります。
刑事罰(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金)が科される可能性があるのです。
もちろん刑事だけではなく民事での損害賠償請求が行われるリスクもあります。
冒頭で説明した通り安易に
- 「うちには関係ないでしょ」
- 「別に秘密なんてないけど・・・」
と思っていると予期せぬ大損害を被る可能性がありますよ!
すぐに「対策を始める」と決めることが大切です。
中小企業が「今すぐできる」セキュリテイ対策!
「情報セキュリティ5か条」を読むことからスタートしましょう
これはIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が出している「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」に付録としてついています。
IPAのホームページから誰でも無料で入手することが可能です。
内容も全2ページにまとまっており、非常にわかりやすい作りになっています。
IPAが提供している資料については、経済産業省も「できることから始める」という形で推奨しています。
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」本文の中でもSTEP1として「情報セキュリティ5か条」の活用を推奨しています。
「情報セキュリティ5か条」と「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」を手に入れて今すぐ読むことから始めましょう!
「情報セキュリティ5か条」だけなら1分あれば全て読めます。
メール等で社内配布するのも3分あれば十分可能なので今すぐできます!
中小企業が知っておくべきサイバー攻撃の種類とその特徴は?
主に以下の3種類を知っておきましょう。
- ・脆弱性の悪用
- ・不正アクセス
- ・DDoS攻撃
それぞれについて簡単に解説していきます。
脆弱性の悪用
システムやソフトウェアに存在する欠陥などを利用して不正に侵入する手口です。
データを改竄したり、ウィルスを仕込まれたりすることがあります。
具体例として、ランサムウェアという攻撃があります。
これは脆弱性を悪用してシステムに侵入。
データを人質として、身代金をデータの持ち主に要求したりします。
不正アクセス
パスワードやIDなどを盗んだり、推測するなどして不正に突破する手口です。
本来アクセスできないはずのシステムやデータに侵入されてしまいます。
具体例として、フィッシングとう攻撃があります。
これは偽のメールやWEBサイトを使って、ログイン情報や個人情報を騙し取ったりします。
DDoS攻撃
多数のパソコンなどから同時に大量の通信要求を送りつけて処理をパンクさせる手口です。
サーバーやネットワークの処理能力を超える通信で、サービスが停止してしまいます。
具体例として、マルウェアを利用した攻撃があります。
これは複数のパソコンを不正に乗っ取り、それらのパソコンを使って攻撃をします。
目的は様々ですが、抗議活動や脅迫目的でも使われます。
上記のような手口はセキュリティ技術と競うように日々進化しています。
大切なのは常に情報収集を欠かさず、対策方法を知ることです。
まとめ:まずは情報を手に入れることから始めよう!
今回ご紹介したITセキュリティ対策の基本は以下の3点です。
- ・中小企業にITセキュリティ対策が必要な理由を知ろう!
- ・中小企業が「今すぐ」できる事を知ろう!
- ・サイバー攻撃の代表的な手口と特徴を知ろう!
まずはこの記事でもご紹介した
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」
「情報セキュリティ5か条」
この2つを手に入れるところからのスタートをおすすめします。
社内共有も含めて5分あれば対策スタートできますよ。
出来ることからITセキュリティの強化を始めていきましょう!